「映像がつなぐハンブルクと大阪」
「HARAKIRI」(1919 独)の全編活弁上映が4月26日 シアターOMにて開催ダイジェストだけでなく全編ご覧になってドイツから見た日本を一緒に体験してください |
当日上映しましたハンブルクの紹介ムービーが下記から見れます 一緒にハンブルクツアーに出かけましょう! |
大阪とハンブルクは1989年に友好都市提携を結び、2024年で35周年を迎えました。港湾都市としていくつもの共通点を持ち、大阪ハンブルク文化交流チームとしてこれまで映像による文化交流を続けてきました。 今回は2024年10月にハンブルクの映画館で35周年記念イベントとして、和太鼓演奏、活弁上映、ハンブルク在住映像作家の日本を舞台にした作品の上映を行い、大阪を紹介、映像を通して交流を深めてきました。 結果100名を超えるドイツ人、日本人が参加し、映画館は立ち見が出るほどの満席となりました。上映時は客席を巻き込んでの笑いが溢れ、活弁ならではの臨場感溢れる公演となりました。 大阪では、10月のハンブルクでも大阪(日本)の文化として紹介しました「活弁上映」を行います。また、今回は日本の作品だけでなく、ドイツで当時製作された無声映画も活弁として上映し、歴史、文化と深く関わりのあったドイツとの交流を再確認します。 |
*「活弁」とは、音を同時に収録し上映する技術がなかった頃に日本独自の文化として発達した弁士が映画を解説する上映形態のことです。日本で最初に映画興行された大阪から発信された文化です |
開催日時 | 2025年 3月 1日 (土)17時開場 17時15分開演 19時終演予定 本イベントは無事終了しました |
開催場所 |
扇町キネマ(扇町ミュージアムキューブ)
大阪市北区南扇町6-26
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料金 | 1,000円 前売りはこちら一週間前より販売開始 |
主催 | IDC映像創作集団合同会社 お問い合わせはこちら |
アドバイザー | 大阪ハンブルク文化交流アドバイザー 奥村恵美子 |
協力 | シアターOM |
後援 | 大阪市 大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館 ![]() 一般社団法人大阪日独協会 / Japanisch-Deutsche Gesellschaft Osaka e.V. 大阪芸術大学 Japanisch-Deutscher Stadtteildialog/Japanese-German City District Dialogue(日独地区交流、ハンブルク) 公益法人独日フォーラム・エルベ(Deutsch-Japanisches Forum Elbe e. V.) |
開催内容 | 活弁の紹介と解説 / 豊浦律子(大阪芸術大学映像学科准教授) |
活弁上映「合戦秘話馬鹿狐狸(まやかし)物語」 / 稲森誠(シアターOM主宰・弁士・俳優) | |
HARAKIRI(1919)独上映 | |
ハンブルクとの交流 宮崎 登(ハンブルク在住 元ハンブルク大学日本語学科専任講師) 奥村 恵美子(大阪ハンブルク文化交流アドバイザー) | |
司会 | 中竹 麻衣 |
あらすじ
戦国時代(
15
世紀末―
16
世紀末)、一向一揆の歩兵と日本を平定しようとしていた織田信長の歩兵が、戦場で遭遇、戦死した武将の持ち物を奪おうとして一人はおにぎり、もう一人は水筒を見つけ互いにどちらかを奪い取ろうと闘い始めたが、勝負がつかず疲労困憊の末、へたり込み、バカバカしい喧嘩をやめ、分け合う。休みながら平和な百姓時代を思い出し、脱走して故郷に帰ることにした。
2022年制作/13分/モノクロ
出演:世羅 雅浩、志水 祐嗣
監督:稲森 誠
撮影監督:倉田 修次
制作:豊浦 律子、塚本学院
解説
1919年に制作したサイレントのドイツ映画。この作品は、日本に関する主題を取り上げ、日本の文化を描いた最も初期の映画のひとつである。アメリカ合衆国などの各国では、『マダム・バタフライ』として公開されたが、これはエポニムにより名付けられたジャコモ・プッチーニの1904年のオペラ『蝶々夫人』の原作となった短編小説『マダム・バラフライ』を、この映画も原作としていたためであった。撮影では、ハンブルクにあったハインリヒ・ウムラウフ(ドイツ語版)の民俗博物館から借用された日本の文物が、衣装や小道具として用いられた。当時の映画雑誌『Der Film』は、俳優たち容貌や仕草は典型的な日本人のものではないとしながらも、「ハインリッヒ・ウムラフの舞台装置は限りなく本物で壮大だ」と評した。
1919年制作/86分/モノクロ
*注意今回の上映では時間の関係上20分の短縮版を上映いたします
監督 : フリッツ・ラング
脚本 : マックス・ユンク(ドイツ語版)
(デーヴィッド・ベラスコの戯曲『蝶々夫人』による)
ジョン・ルーサー・ロング
製作:エリッヒ・ポマー(ドイツ語版)
出演:リル・ダゴファー
弁士 | 稲森 誠(俳優) | |
楽師 | 杉本 民名(ミュージシャン) | /ギター他 |
岩切 志穂(女優) | /太鼓、笛ほか | |
羽田野 裕美(女優) | /鳴物他 |
2024年10月に行われたハンブルクでのイベントのご報告と、ハンブルクについて熱く語っていただきます
宮崎 登 | ハンブルク在住、元ハンブルク大学日本語学科専任講師 | |
奥村 恵美子 | クリエイティブハウスおくむら 代表 一般社団法人大阪日独協会 個人会員 ワールドメディアフェスティバル(ドイツ)日本理事 公益社団法人映像文化製作者連盟 個人会員/国際委員 美術館にアートを贈る会 事務局 | ![]() |
1986年、映像企画を主業務とするクリエイティブハウスおくむらを始める。 企業の周年映像や製品PRビデオの企画制作、アーティストのドキュメンタリー映像を手がける。 友好都市提携を結ぶ大阪市とハンブルク市を映像で文化交流するプロジェクトを2004年より推進中。 |